Kさんご夫妻は結婚以来、約20年間リフォームした元祖父の家で暮らしてきましたが、その当初からいつか家を建てたいと考えていたそう。そして、Kさんの仕事の状況などが落ち着いた2年前から具体的に家づくりが動き始めました。
ハウスメーカーや設計事務所などを回る中で、たまたま訪れたのがAO DESIGN(宇佐美建設)のモデルハウスでした。実は、そのモデルハウスのテイストはKさんのイメージとは少し異なっていたそう。しかし、代表の中村さんと話すうちに「その感性と知識量、そして的を射た提案に感心しました。この人とだったら自分たちの気に入った家を必ず実現できるんじゃないかと思えるようになりました」と、Kさんは振り返ります。
信頼と安心のもと家づくりが進み、2026年6月に完成したKさんご一家の新居は、グレーの塗り壁が上品なたたずまいの平屋です。採光を絞った玄関ホールから中に入ると、目の前に広がるのは約25帖のゆったりとしたLDK。木とホワイトで統一された上質な空間に、Kさんお気に入りの家具や照明が美しく調和しています。
新居づくりにあたりご夫妻が希望したのは、素材を生かし、その質感の良さを感じさせるシンプルな平屋であること。建具の多くは造作で、床には節の少ない幅広のナラ無垢材を使用しています。スッキリとした空間にするために、パネルヒーターではなく床吹き出しの全館空調システムを採用しているのも特徴的です。
こだわりの詰まった平屋空間の中で、中心的存在になっているとKさんが感じているのがキッチンです。アイランドと背面カップボードを、Kさんが以前から好きだった匠龍木工社に造作してもらいました。IHコンロはなるべくフラットに、天板のステンレスは薄く、などの要望を実現したキッチンは、シンプルな空間になじみながらも特別な存在感を放っています。
その正面のダイニングテーブル越しには和室が。ダイニングと併せて家族の団らんの場となっているそうです。「子どもが小さかったら、リビング側にあるほうがいいと思ったかもしれませんね」と奥さん。20年前に家づくりが実現していたら、きっと住まいは今とはまったく異なるものになっていたでしょう。この20年間に得た知識やこだわり、好みを詰め込んだ家で、新たに家族の歴史が始まります。